小端積み花壇
コッツウォルズストーンを用いたこちらの花壇は、植物好きで地域の緑化運動もされておられるお施主様のお庭の一画に造らせていただいたものです。
こちらのお庭は、お施主様ご自身のガーデニングや植物の手入れにより常に綺麗に保たれ、春にもなれば港北区の行うオープンガーデンイベントに訪れた人々で賑わいます。
そのイベントに向けた新たな見どころとして今回の花壇を計画されたそうで、ご期待に応えるべく気を引き締めて施工させていただきました。
コッツウォルズストーンといえば英国式石積みのドライストーンウォーリングに使われる蜂蜜色の石灰石です。貴重なその石を使い、小端積みで花壇を造る機会に全神経を集中させます。
今回の工事でもドライストーンウォーリングと同じようにコンクリートは使わず、石同士の組み合わせと石の自重とで強度を出し、積み上げていきました。
お施主様の見守るなか、私は植物の植わる背面にも小端積みの壁面を造る事を提案しました。そうすることにより、石と植物がより調和し見た目が引き締まると考えたからです。
これにはお施主様にも喜んで賛成していただき、完成した花壇をご覧になって大変満足されるご様子に私もほっと胸を撫で下ろしたのでした。
この後、この花壇がどんな風にお庭を飾るのかを楽しみにしながら、イベントの時には足を運ぶことを約束してお庭を後にしました。