イロハモミジ
イロハモミジ
○カエデ科カエデ属 / 落葉高木 / 雌雄同株 / 日当たりのよい所を好む
秋の紅葉を代表する樹木「モミジ」その代表格がこのイロハモミジです。
葉っぱの裂片を「いろはにほへと」と数えたことからそう呼ばれるようになったとされるイロハモミジは、その葉の繊細さと新緑から紅葉への移り変わりの美しさから庭木として長く愛されてきました。
そのため園芸品種も多く、日本に自生するカエデ属の樹木26種(諸説あり)のうち主にイロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジ、ハウチワカエデから多くの園芸品種が生み出されています。
そのことも相まって、和風のお庭から洋風、モダン住宅まで幅広く植えられる庭木です。
けれどその良しあしも植栽後の手入れによって左右されもするので注意が必要です。自然風な樹形や枝ぶりを維持する手入れを心がけるべきですが、それは放任とは違い、むしろ自然風がいいからと放っておいて強剪定を余儀なくされてしまうとかえって木を傷める事になります。落葉期であれば強剪定も可能ですがモミジは落葉中であっても樹液の流動は新芽に先立って早くから始める休眠の短い樹木なので注意が必要です。
また、カミキリムシの幼虫であるテッポウムシの被害も受けやすいので健康に育つ環境づくりを心がけましょう。
○イロハモミジの手入れ
剪定 5、6月 及び 9月~12月
移植、植栽 11、12月